うつ病の治療にあたっての主治医との相性について

病院

これまでの記事の中でおやじ個人としてはうつ病やひきこもりを治すにあたっては病院を継続的に利用をしたほうがいい、というスタンスでオススメしてきた。

しかしこれは多くの病院にかかってきたおやじ個人の意見としてだが、どこの病院にいっても同じようなカウンセリングや治療を受けられる訳ではないと感じる。

これはうつ病は風邪などの一般的な病気と違って、体温を測定したり、血液検査をしたりして、数字などのデータによってその症状を診察する訳ではないことが起因していると思われる。

うつ病で病院にかかり治療をするにあたっては、主に主治医とのカウンセリングにより日々の過ごし方や心身の調子、投薬効果などを確認し、その状況と成果を判断して治療を行っていくことになる。

というのもうつ病の場合の症状としては心身の不調であったり、脳内の神経伝達物質の不足などといった現代医療ではまだ数字としてデータ化して診察を行うのは困難なもので判断を行わざるを得ない状況だからだと思われる。

ではどうしたら自分の望むカウンセリングや治療を受けられるようになるのだろうか?

自分にあった主治医、病院と巡り合うまで病院を変えてみる

おやじの結論としては、見出しのとおり「自分にあった主治医や病院と巡り合うまで病院を変えてみる」だ。

前述したとおり、うつ病に対する病院の治療においては何よりも主治医とのカウンセリングが全ての判断材料として治療の基礎になる。

カウンセリング: counseling)とは、依頼者の抱える問題・悩みなどに対し、専門的な知識や技術を用いて行われる相談援助のことである。

ウィキペディアより

つまり主治医に自分の症状や生活環境、投薬効果について話を聞いてもらうわけだ。

医療行為全般に言えることではあるのだろうが、相談をする側と相談を聞く側という関係が全ての治療のベースにある以上主治医との信頼関係の重要さはとりわけ重要だとおやじは実体験として感じるわけだ。

実際おやじは以前の仕事の転勤などの都合もあり、5名程の医師にカウンセリングを受けることになったが、親身に対応してくださる方もいれば、患者が多いからなのか事務的にただ処理するかのように対応する医師も残念ながらいた。

その事務的と感じた医師の対応ももしかしたら普通のもので、単純におやじと合わなかっただけかもしれない。

しかし医師の先生も人間なのだ。双方が人間である以上、合う合わないの相性というものは出てくる。

その状況で相性の悪い医師と治療に取り組むのでは、うつ病の治療に根幹となるカウンセリングもうまくいくとは思えない。

「主治医の先生と深い信頼関係を築くことが出来るか」ということは自分の全てをさらけ出して相談できるかなど今後のカウンセリング成果に大きく影響してくるし、「信じている主治医が出してくれた薬ならば・・・」といった考えから投薬治療にも影響してくるだろう。

「病は気から」という言葉があるが、「治療も気から」なのだ。心因性の影響が大きいうつ病ならなおさらだ。

まとめ


セカンドオピニオンという言葉があるが、「病院を変える」というのはなかなかに大変なことだと思う。

うつ病の治療においては、新しい先生と新たに信頼関係を築かなければならなくなるし、紹介状があってもカウンセリングはほぼ始めからやり直しになる。

通院距離といった物理的な問題なども出てくることもあるだろう。

しかしそういった問題を差し置いても、「主治医との相性」というのは重要だと感じる。

「心から信頼出来、全てを話せる主治医に巡り合うことが出来るか」という点は、うつ病の治療においては欠かすことの出来ないポイントではないだろうか?

これから病院にかかってみようと考えている方や、現在病院にかかっているけどなんだか満足出来ていない方はぜひ一度主治医との相性についても検討してみてはいかがだろうか?

おやじは幸いにもそんな心から信頼できる主治医と巡り合うことが出来、正直もう他の病院には移りたくないと考えている。

あなたにもそんな主治医との出会いがあることを祈って、今回の記事を終えたいと思う。

それではまた次回の記事で。

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